しかし、こんなに大きいのをもってきて私物化してよかったのだろうか ? というのがそぼくな疑問ではある。
話は変わるが、今回泊まったディアフィールドのホテルは、回りには駐車場以外なーんにもないという典型的アメリカン郊外型のホテルなのである。ホテルの回りには店もバス停も駅も何もない。
ホテルのフロントで、シカゴに出るための電車の駅がどこにあるかを聞いてみると 「この道を右に出て、5 分」 とのことである。しかし、注意すべきは、アメリカのこういう場所では、歩いてどこかに行くという発想自体がそもそもないということである。5 分 と言われた場合、当然、それはクルマで 5 分という意味なのだ。それで、フロントにタクシーを呼んでもらって駅まで出て、シカゴ行きの電車に乗ってきたのであった。
で、シカゴ市内を見て回ったあと、帰りは 20:30 発のディアフィールド方面行きの電車に乗ったのである。
と、いうところでハプニング発生 …
なんとディアフィールドのはずの駅で電車をおりたら、ぜんぜん違う駅だったのだ。
地球の歩き方・シカゴ編の、シカゴ近郊鉄道路線表を見ながら窓から駅名を確認し、降りるべきディアフィールド駅のひとつ手前のノースブロックという駅を発車したのを確認して、その次の駅で降りたのだ。
しかし、それが間違いだった。
なんと言うことか、地球の歩き方の路線表にはのっていない駅が 「ノースブロック」 と 「ディアフィールド」 の間にひとつ存在するのだ。
というわけで、夜遅くに、見も知らぬ、アメリカの田舎の駅に降りてしまいました …
無人駅である。ひとっこひとりいない。タクシーなど一台も止まっていない。公衆電話もない。目的のディアフィールド駅であれば、いざとなれば 「クルマで 5 分」 の距離を強引に歩くこともできるのだが、この駅からでは歩ける距離ではなさそうだ。次の電車までは二時間もある。
結局、ずいぶん歩き回ってやっとみつけた公衆電話からタクシーを呼ぶことができたのだが、ホテルに帰ったら夜 11 時。何ともつかれた一日であった。
で、月曜日から金曜日までは毎日仕事なので詳細は省略。
しかし木曜日には、主催者のハカライによる歓迎のミシガン湖ディナー・クルーズがあり、夕方からシカゴ市内へ行くことができた。そしてクルーズ船でミシガン湖上へ …