トップページへ戻る Photographs Leica & Rollei from Europe from the World Who is the photographer?

from the World

SAUDI ARABIA
Report No.2


サウジアラビアの風景


Story of 29-30 November 2010

サウジアラビアで砂漠を見る

これまでの人生でホンモノの 「砂漠」 というものを見たことがなかった。

しかし博物館へ行った翌々日 …

この日の会議の後、チャーターバスにのって砂漠の真ん中のレストランへつれていってくれることになった。

というわけで、会議場からチャーターバスに乗り郊外へと向かう。

バスがリヤド市内を出発して 15 分も走ったら、早くも車窓は砂漠である。砂漠砂漠砂漠である。リヤド市内は緑が多く、まあヨーロッパ的なおだやかな都市風景なのだが、それは見せかけで、実際にはこのあたりでは本来、木などは一本も生えないということを理解する。


リヤドを出て少し走ると砂漠砂漠砂漠

なお、おもしろいのは高速の上下線の間の中央分離帯エリアも細長い砂漠になっているということである。日本だと当然のように草や木が植えてあるのだが、そのようなこと、つまり草や木が植わっているということは、ことはここではとてもぜいたくなことなのである。

さて砂漠のなかの一軒家といった感じのレストランのある施設に到着。まだ夕食時間まで間があるので、しばらくその辺を見て回る。その施設にはラクダがいるので、おのずと皆の関心の的になる。皆さん、ラクダ写真をパチパチ撮影しはじめる。しかし、自分としては、ラクダそのものよりラクダ飼いのおじいさんのほうが素敵にフォトジェニックである。というわけで、皆さんがラクダラクダ写真を撮影する横で、ラクダ飼いのおじいさんの写真を連写するのであった。


これがラクダ飼いのおじいさんだ


いちおう、これがラクダだ

なお、ここのラクダはどれも一頭、二億円クラスとのこと


サウジの日没の風景

そして日没となり、屋外のテラスで会食が始まった。ここは砂漠なのだが季節は一応冬なので暑くない。逆にいうと、季節は冬なのだが、土地柄、外にいても寒いというほどではない。もちろん雨は降らない。

屋外の食事がとても快適なのであった。


Story of 1 December 2010

この日が滞在最終日

朝、ホテルをチェックアウトして会議場へと向かう。さてもうひとつ、会議場で感じたことは、男女のトイレの表示が優雅であることだ。

最初、男のトイレの表示がぱっと見、女に見えた。またサウジアラビアでは、男のトイレもすべて個室である (民族衣装のせいだろう)。なので、間違えて入ってしまったようでどうも落ち着かない。


これが男のトイレ。ぱっと見、女に見えた


これが女のトイレ。非常に優雅

さて …

この日で会議終了である。そして、会議終了後、そのまま会場から主催者が用意したバス (無料) で空港へ移動となる。ふと考えると、今回の滞在は、朝の散歩 → 会議 → 会議の会食 → ホテル宿泊というスケジュールをこなすのみの毎日であった。個人観光も、ショッピングもまったくなしである。ホテルの宿泊はカード払いである。

なので、せっかく日本で苦労して両替したサウジアラビアのお金は、全額、そのままサイフに入ったままという状態である。

まあ、仕方ないので空港でミヤゲ物でも買おうと思う。

しかし … 空港について見たら、どういう空港運営方針なのかわからないのだが、首都のハブ空港のくせになんとミヤゲ物屋がないのである。あまりないとか少ないというのではない。

空港なのにミヤゲ物屋が一軒もない !

その様子を是非とも写真に撮りたかったのだが、空港施設は、全面的に撮影厳禁である。ということで、それで、まあ使い道のないサウジのお金をもって、手持無沙汰に飛行機の出発時間を待つ以外ないのであった。

そして、中東から香港へと飛ぶ。

さて、香港に到着する。しかたないので香港の空港で、家族へのオミヤゲを買う。なぜサウジアラビアへの出張なのにこれがオミヤゲ ? というモノしか見当たらないのはやむをえないところだ。

そして、香港の空港の待合室から外を見ると、緑深い野山である。

中東のアラビア半島の砂漠の国を見たあとで緑深い野山や農地の風景を見る。あ〜かえってきたあ、とて〜もなつかしいなあ、とか生まれ故郷にいるように感じるのである。

ここは香港なのだけれど …


使用撮影機材 : EOS-1V, EOS 5D, GR Digital