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BALI, INDONESIA
Report No.1


インドネシアのバリ島に向かうフライト


Story of 7 November 2011

バリ島 ? しかし観光ではない

インドネシアのバリ島というところに行くことになった。

それはひょっとして、あの 「アジアの宝石」 とも呼ばれる、超有名なリゾート地の 「バリ島」 に行くということなのであろうか ? そう、そのとおりなのである。そしてこれは、その旅行中に得られた有益な情報をいっさい排除し、役に立たない情報のみを厳選し、写真つきでまとめたレポートとなります。

しかし …

決して、楽しい楽しい休暇、というわけではない。行く用事は、もちろんお仕事である。つまりは参加すべき国際会議の場所がバリ島になったのだ。しかし、そのような場合、場所が場所だけに、周囲の皆さんにあまり 「仕事」 とは思ってもらえないのが難点である。

周りでも、会社のカネで、バリ島 ? に行くだと ! ふん遊びに行くようなものだな … という雰囲気がただよってきてしまう。

おそらくは、これをお読みの読者諸兄もさように思われるであろう。

しかし何回も言うようだが、行く用事はもちろんお仕事なのである。

さて、バリ島は日本人にとってメジャーな観光地なので、前回のサウジアラビアとは違って、現地までのアクセスが便利なのは良いところである。インドネシア・ガルーダ航空だと、往きは、昼間のダイレクトフライトがある。所要時間は 7 時間弱。

ちなみに、往きに、そのインドネシア・ガルーダ航空を利用した場合、帰りのフライトは夜行となる。そして、その出発時間は、深夜の 0:50 となっている。これが、もう少し早ければ良いのだが … と思わざるをえないところではある。しかし、飛行機に乗ってさえしまえば乗り換えはないし、飛行機に乗ったらすぐ寝て、朝起きたら日本に着くというスケジュールも悪くない。総合的に、移動自体はまずまず楽なところではある。

さてフライトが決まったら、次に宿泊地を確保する必要がある。

国際会議が開催されるのは 「グランドハイアット」 という超リゾートホテルである。そして、そのホテルは ★★★★★ のハイグレードなところである。プライベートビーチまでついているらしい。そして、当然のことながら、お値段の方もそれなりに高い。そして、さようなところは予算オーバーであり、これも当然のことながら、とても泊まらせてもらえない。

そのため、会議の事務局からもらった近くのホテルのリストの中から、比較的安いところ … いや、いちばん安いところ探して、そこを予約するのであった。

しかしまあ、そういうわけで、成田空港へと向かう。

出発前に成田空港で両替をするため 15000 円を差し出したら、なんと、戻ってきたのは 128 万ルピアの札束である。思わず、札束の記念写真を撮るのであった。


128 万ルピアの札束の記念写真

そして飛行機に乗り、飛行機は快適にバリ島へと向かうのであった。フライトは 7 時間。海外出張としては楽な移動である。

現地についてみると、しかし、天気が良くない。どんよりとした曇り空である。ホテルの迎えのクルマで空港を出るあたりで、ぽつぽつが雨が降り始めた。せっかくのバリ島なのに雨である。

残念。

まあ、実はそれはわかっていたことなのであった。つまり、このへんは今は雨季なのである。連日、曇りか雨というような天気のため観光客は少ない。しかし、そうであるからして、リゾートホテルに空室が多い。つまり、大きな国際会議を開催するキャパシティがあるということであろう。

では、バリ島にはいつくると良いのか ?

という質問を地元の人にしたら 「8 月。暑い夏が堪能できて晴れている」 とのことである。

しかし。

8 月というのはいかがなものだろうか ? 日本人的には、と思うのである。やはり、日本の冬の次期に来て、カーッと暑い夏に直面したときの 「夏だあ」 という感動を、ココロから味わいたいものである。もしここに休暇で来るならば。予定はないけど。

もしそれが 8 月であったらどうだろう ? さような感動を味わうことができるだろうか ? 東京を出発する時点で、すでにバリ島に負けないくらいにカーッと暑いのではないか? と思うのである。そしてついでに、負けないくらい晴れているではないか ? とも思うのである。

ということでこの日は、ホテルに到着したところで夜になる。

ついてみると、まあ、なかなか良いホテルである。ただし、プライベートビーチはない。というより、海からは少し離れたところであるようだ。


Story of 8-9 November 2011

バリ島は雨つづき

この二日間、いかにも雨季らしく、空は曇りが基本でときおり雨がぱらつくというお天気である。

朝、会議場のホテルまでの送迎バスが出るので、バスの来る時間にロビーに行く。

しかし、これがなかなか出発しない。朝からバスを長い時間待つことになった。ついでに、会議後も送迎バスに乗って帰るのだが、それも長い時間発車を待つことになった。まあ、ここはインドネシアだ。日本ではないのだから仕方ない。


とても立派な会議場のようす


外は雨模様 …

そして夜は関係者とホテルで会食、というだけの二日間であった。


Story of 10 November 2011

バリ島がとつぜん晴れわたる日

さて、この日、朝起きてみると、なんとカーッと晴れわたっているではないか !

南の島の青い空である !

そして、夏 ! である。

仕事中も、千載一遇の、この好天気が気になって仕方ない。 「会議している場合ではない」 などという本末転倒的な声が聞こえてくる状況である。

会議場となっているホテルにはプライベートビーチがある。そこで、昼休みに、何人かでそのビーチに行ってみることにする。

そしてしばし、昼休みの間だけ、南国リゾート気分を、気分だけ味わうのであった。


南国の風景。会議場のあるホテルのプライベートビーチにて

するとおどろいたことには、もうそろそろ昼休みが終わって会議が始まる時間なのに、次々と会議関係者がビーチにやってくるのである。

「そろそろ会議の時間ですよ」 と誰かがいうと …

「実は、広いホテルなので道に迷ってしまって … 会議場にいくつもりが、ビーチに出てしまったんですよ」 などと誰かがいう。

「そうですか。実は私も、会議室にいるはずがビーチにいるのですが」 などと、また別の誰かがいう。「道に迷ったのだから、仕方ないですよね」「そうですよね」 などとという会話が、のんびりとビーチで飛び交っているのであった。

さて、この日の夜は、会議主催者の招待で自然公園でのディナーとなっている。そのため、送迎バスに、皆で乗り込むのである。そのバスは、帰りのことも考えて、宿泊ホテルごとに分かれている。

まず、会議場ともなっている 「グランドハイアット」 という超豪華絢爛ホテルにお泊りの皆様のための送迎バスは、さっと人を乗せて、それが当然というように、ぱっと去っていった。それ以外のホテルの皆様のためのバスも順次発車する。しかし、われわれの 「いちばん安いホテル」 のバスだけは、一向に発車しない。バスはあれど、運転手がいないのだ。そのまま、運転手が来るのをじっと待つ。

まあ、いちばん安い貧民ホテルのバスだから、運転手割り当ての優先度が低くても仕方ない。

自然公園でのディナーは、あいさつ等のあと、舞台でファイアーダンスが始まり、徐々にエンターテインメント性の高いイベントとなっていった。主催者は、さまざまな音楽やダンスで盛り上げようとする。


これが、バリのファイアー・ダンスだ

しかし … 何かが足りない。

そして、いまひとつ、観客はさめていて乗り切らない。なぜか ? この日のディナーコースの飲み物は 「水」 だけなのである。アルコールはなし。なしといったら、一切なし。ついでに、コーラとか、その他のソフトドリンクも一切なし。なしといったら、なし。まあ自分は、お酒をまったく飲まないので、それでも良いのだけれど。

やはりインドネシアは、イスラムの国だから仕方ない。


Story of 11 November 2011

そして空港へ向かうのだが

さて、11 月 11 日。今日の夕方には、空港に向かわななければならない。

話の展開が早いが、さほど長い旅ではないので仕方ない。しかし夕方までは、会議に出席する。会議中、そういえば今日は 「11 年 11 月 11 日」 だということを思い出す。

会議が終わったら、夜の飛行機に乗るために空港へと向かうことになる。もう、あとは、日本に帰るだけである。ということで、まあ今回は、超有名リゾート地訪問の旅であった。

スーツを着てネクタイを締めて、リゾート地を歩き回る旅であった。のみならず、ついでにビーチにも、その格好で行ってしまうという旅であった。まあ、写真だけはたくさんとった旅でもあった。

では、そういうわけで、飛行機に乗って帰ります !

と、行きたいところだったのだが。

しかし、そうは問屋がおろさなかった …

というところで Report No.2 へと続く …