Story of 1 December 1999 いまロンドンに滞在中 ロンドンの英国厚生省の会議室において、ISO 13485 という国際規格を新しく作り直すための草案を取りまとめるための会議を行うことになったのである。 というわけで … 1999 年 12 月 1 日に成田空港を出発。そして現在、ロンドンというところに滞在中。今回の旅日記は現地でリアルタイムに書いて、どんどん更新中。こちら、ロンドンの写真をばんばん撮って貼っております。 これが現在、宿泊しているホテル

Story of 2 December 1999 英国の公園のよいところ ロンドン到着の翌朝は、時差のせいで思いきり早い時間に目覚めてしまった。で、ホテルの周辺を散歩することにする。ホテルから出て、とりあえずは眼と鼻の先のケンジントンパークというところへ行ってみる。 英国人の立派なところではないかと思うのは、こういう公園で誰も動物や鳥を驚かすようなマネをしないだろうということである。そのせいなので、どこでも鳥もリスも非常に人なつっこくて、すぐ近くまで寄ってくる。そんなに寄ってこなくても良いのに、と思わず言いたくなるくらいには寄ってくる。とりわけ、一匹、いやいちわのがちょうが目の前まで寄ってきてしばらく不思議そうにこちらを見ていた。 こういうところが、英国の公園の良いところ。 ワイドなのにこんなにアップの写真が撮れてしまう リスもすぐ目の前にやってきた

Story of 2-3 December 1999 英国厚生省へと向かう さて、ワタクシもいつまでも観光しているわけではないのである。そのあたりは誤解なきようお願いしたい。 この日からはお仕事であり、UK Department of Health, Medical Device Agency というところへと向かう予定なのである。 和訳すると 「英国厚生省・医療機器局」 となるだろうか。しかし、問題は、その場所がわからないことであった。仕方ないので、恐れ多くも英国厚生省に電話して聞くことにする。 電話に出た係員のヒトに行き方を聞く。 すると 「エレファント・アンド・キャッスルという地下鉄の駅から出たら、目の前に大きなショッピングセンターがあります。その中に入ってください」 とのこと。「なるほど。地下鉄をおりたら、ショッピングセンターに入るのですね ? 」 と間違いなきよう復唱する。 すると、かの係員が 「はいそうです。ではさようなら」 と、電話を切ろうとする。 あわてて 「ちょっと待ってください。それでどうするのですか ? 」 と聞く。 すると、その答えは … 「そのショッピングセンターの中にあります」 え ? ショッピングセンターの中に 「英国厚生省・医療機器局」 があるとは ? 「 ? ? ? 」 マークをアタマに並べながら地下鉄でエレファント・アンド・キャッスルへ行く。すると、確かに地下鉄の駅の前に大きなショッピングセンターがあった。中に入ると英国厚生省・医療機器局があった。 確かにその中に … あたかも、まるでショッピングモールのテナントのように。 エレファント・アンド・キャッスルのショッピングセンター 確かにあった。「英国厚生省・医療機器局」 の入り口にて さて … そこでは、ISO 13485 という国際規格についての白熱の議論が繰り広げられるのである。しかし、そのような白熱の議論の内容は、ここでは一切省略したい。 仕事が終わって、かのショッピングセンターの玄関から出ると、もうとっくに外は日が暮れていた。 朝、見たときからじゅうぶん 「法律とか政治とか、そういう固いお話は関係ないからね、ここは」 という雰囲気ではあったが、夜見ると、更にそれに輪をかけている感がある。というわけで、帰りがけに、かの 「英国厚生省・医療機器局」 が入っているタテモノの夜景を撮っておくのである。 ここに 「英国厚生省・医療機器局」 があるとは 後記： 残念なことに、その後、英国厚生省・医療機器局はこのタテモノから引っ越したとのこと。ついでにいえば、このショッピングセンター自体も取り壊されてしまって現存しないそうである。

Story of 5 December 1999 ハロッズはなにもかも高い この日、またまたケンジントンパークへと散歩。そのまま少し歩いてハロッズまで行った。ロンドンの街も、ハロッズの中も当然クリスマス一色。家にもってかえるクリスマス･プレゼントでも、と思うが、あれもこれも高い。高すぎる。で、退散することにした。せめてトイレに入ろうと思ったら、それも有料で、何と 1 ポンドである … またまたケンジントンパークへ ロンドンの街はクリスマス一色。ハロッズの中で というところで Report No.2 へつづく …